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執筆者の写真すわ

空手はコワい?敷居が高い?アラフィフパパがお答えします

普通の会社員の空手ライフ


 はじめまして。

 祖師谷支部のタンゲヒデキと申します。

 私はごく普通の会社員をしています。

 高校時代に空手道部に入っており、そこでは3年間なんとかやりとげ、黒帯をとったんですよ。

 でも社会人になってからは、仕事が忙しく、、ずっと心のどこかで「空手を再開したいなあ」と思っていたのですが機会がなく。。時は流れ。。


 30代で運よく結婚もできて、子どもも2人の息子を授かり、長男6歳、次男3歳のあるときに人生の分岐点となる出会いがありました。

 長男が小学校の体育館で開催されている空手道のチラシをもって帰ってきたのです。


 それで、息子に言ったのです。「父ちゃんも若い頃、空手をやっていたんだよ。ここで練習したら仮面ライダーみたいに強くなれるよ~」と(当時はたぶん佐藤健主演の「電王」とか親子でハマりまくりだったんですよ^^)。

 それで、チラシに「見学歓迎」と書いてあったので「見に行こうか」というと長男がその気になって「見に行きたい」と。

3歳の次男も「いっしょにいく」と。

 それで、体育館に行ったら、「あー、思い出した。あー、黙想って自分たちもやっていたなー」と僕はただただ感動。


 現在もご指導いただいている、すわ先生とりん先生は、初対面の私たち親子にすごくあたたかく接していただき、

 息子はミット蹴りもさせていただき、なんと6歳長男が「ぼくやりたい」というではありませんか!

 それに3歳の次男も「ぼくもやる」と言い出して、まさかまさかの空手ライフが再開されたのです。いまからちょうど9年前の6月でした。


入門!当時の長男と次男。入ってよかったな~

 毎週水曜日、仕事後に2人の息子を自転車に乗せて送り迎えしました。

 そのうち、自分の昔の話も息子にします。「父ちゃんも黒帯だったんだよ」とか笑。

 

 ただね~。僕の感覚では、その時点でやらないと全部「昔ばなし」になっちゃう悔しさがあったんですよね。

 それで、まあ、自分もやりたくなったんです^^。


 「仕事をしながらできるかな?」「20年来のデスクワークですっかり体も硬いし。。」

 逡巡しましたが、やりたい気持ちがあるから悩むのだなと思い、その年の年末に自分も空手道着を購入して入門しました。

 本当に20年ぶりの空手道着でした。僕は若いころは全日本空手道連盟に所属する剛柔流でした。


 こちらの空手道は礼和流といって全く違う流派(空手には流派がいろいろあります。僕は複数流派経験者としてどの流派も尊重することを自分の矜持としています)で、自分が若い頃に覚えた型は一つもなく、ガーンという感じでしたが、

 腰を落としたすり足の動作はどんな空手でも共通するもので、いつの間にか自分が熱中するようになっていました。

 仕事で出張などのときは一か月ほど参加できないときもありましたが、

 先生から、「空手は何歳になっても続けられるものです」と、自分の原点になるお言葉をいただき、

 息子たちといっしょにずっと楽しい空手ライフをおくっていることは、はっきりいってお金では買えないプライスレスの喜びです。それから、大会などでお弁当を作って応援にきてくれる妻にも感謝しています。


 通勤電車で新宿近くの会社に毎日通う、ありふれた普通の会社員のアラフィフパパの僕ですが、ずっと続けているのは、この時間がただ楽しいからです。

 いつもお世話になっている先生、パパやママの仲間、主役の子どもたちに感謝の思いでいっぱいですね。


親子で空手をする楽しさ


 他流派から来た身として思うのは、こちらの流派は、大会などでも実感するのですが、親子でいっしょに和気あいあいととりくむ方が多くいらしてとっても素敵です。

 もし息子といっしょに空手をやっていなかったら、いっしょに話したりする時間はもっと少なかったかなと思います。


 当然、武道ですから、ただ和気あいあいなだけでなく、やるときはピシッとした空気のなかで自分から礼儀や態度を身につけられる場にもなります。

 当然、武道ですから、組み手では突きや蹴りを当てあいます。この流派は防具をつけてボコボコと激しく当てあいます笑。でも、防具をつけているので、自分が吹っ飛ばされたときもなんだか「非日常」が楽しいものですよ。痛いときもありますけど、まあ大丈夫です。(オリンピック種目の空手の組手ルールは、伝統派スタイルといわれる「寸止め」になるということですね。実は僕は若い頃、寸止めルールで「当てれば反則」という、こちらとは全然の「異文化」だったこともあり、最初はずいぶん戸惑いましたけど、どっちも知っているってある意味、いい経験です)

 

 そして、武道ですから、「とにかく勝てばよい」とか「負けた人間をあざ笑う」とか、そういうものと一切無縁で、練習、稽古を重ねた分だけ、だれでも正直に結果がでることが僕は好きです。


右が次男。この春、中一に。キャリアは最も長い一人だと思います^^

いま自分「改造」中


 職場で何かの話の流れでふと「空手をやっています」というと、「血を流すまでやるんですか!?」とか「殴りあうんですか!ケガはしませんか」とか、真顔で聞く人がいます笑。

「あなたが空手なんて、おくびにもださないね」と驚かれることもあります。


 やっぱり、体を鍛えるならウォーキングやランニング、ジムとかフィットネスクラブの方が、空手よりは敷居が低いのだろうと思います。それから、やっぱりコワいイメージはあるかも。

 でも、40歳で空手再開(といっても20年のブランク&デスクワークでほとんど過去の経験が消え去った初心者)して9年続けた本人がいいます。


 空手こそ、やる気があればだれでもいつからでもウェルカムで、とっても楽しい時間ですよ。素敵な仲間もたくさんできます。健康にもよいし、礼儀を重んじるから尊重しあえます。プロレスのような場外乱闘や因縁めいたものを全く感じないさっぱりしたところが空手の好きなところです。親子でやればすごく仲良くなれますよ。

 

 僕は、開脚はずっと70度(「硬すぎるやろ~!」って突っ込みを感じます^^)でした。で、現時点でも股関節が硬すぎて、上段回し蹴りができないのです。

 それで、いま毎週、ストレッチジムにも通って自分「改造」中です。やっと90度ぐらいは開くようになってきました。

 ストレッチジムの専属のトレーナーIさんとは「最強の50代にオレはなる!」を目標にいい感じですすんでいます。


自撮り。とにかく股関節が硬い。いまで90度ぐらい。一年後には180度開脚余裕のはず

 昨日、大好きな広島カープ元選手の衣笠祥雄さんが死去されました。

 衣笠さんの言葉に「野球が大好きでした。こんな好きなことを一日たりとも休めますか」というものがありました。

 仕事やいろいろなことで忙しい日々で「一日たりとも休めますか」とまでは言えませんが、大好きな空手とともに人生を重ねていけることを幸せに思っています。


 ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

 ありふれた普通の会社員のアラフィフパパのスタンスでずっと続けていければと思っています。どうぞよろしくです^^。

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